”パンちゃんの旅”
        '04.07.02
 

                            


               ホア・ヒン旅行記

               
 3月の末、会社でのゴタゴタ騒動から逃れたく気分転換に日本を脱出。
 急遽決めた旅行のため目的も予定もなし、ただ友人を頼ってバンコクを目指す。
 UA837は満席、ここ数年バンコク行きは常に満席、超人気スポットだ。7・8年前のエコノミーは空席が多く4人掛けシートに寝られる状態であった。その当時は高額なビジネスクラスよりよっぽど良いと思っていた。早めに予約していれば座席指定で良い席が取れるのだが、隣に誰が座るか判らない、満席状態でデカイ外人が隣席となってしまえば最悪である。ましてや体臭が臭くてはたまったものではないUAの場合この確率が多いため近頃は日本人旅行客が多いNHを使っている。今年は2回目の訪タイであるが1月に行ったときはオーバーブッキングのため無料でビジネスクラスへ変更であったが今回はそう上手くは行かない。
 運良く隣席は小柄な中国系の男性で、よっぽど寝不足なのか到着まで寝ていた。
 バンコクに定時到着、友人が新車(シビック)でお出迎えである。友人は免許取立にもかかわらず新車を購入した。ゴルフカートも満足に運転出来なかった奴が車の運転とは恐ろしい。恐怖心いっぱいで助手席に乗車。この運転初心者、空港前の渋滞した道を水を得た魚のようにスイスイ、高速道路150q/hでブイブイかっ飛び2週間前に免許を取ったばかりとは思えない。バンコクのライセンスの取得指導方法はどうなっているのか?超特急20分で友人宅に到着。小腹が空いていたため荷物の片付けも適当に、おみやげのイイチコを手に腹ごしらえに出かける。我々が行く店は、ほとんどが現地人用の食堂。夜中の1時を過ぎていたため夜のお仕事を終えたお姉ちゃん達がぼちぼち集まってきた、子供みたいな顔立ちなのにセクシーな服装である。どのような職業かは定かではない。イイチコをちびちび飲みながら要観察。残念だが叔父さんはナンパする度胸など持ち合わせていない。
 明日からの何をして過ごすかを検討する。ゴルフも良いが今回は道具を持ってきていない。数日前のテレビで移住を考えている日本人夫婦がホア・ヒンに行って大変気に入った様子が放映された。その事を友人に話しホア・ヒンへの一泊旅行はどうかと提案する。
 ホア・ヒンはバンコクから南に約200q、車で3時間程度、手頃ではあるが王室御用達リゾート地であるためセレブの人たちが多いため高級ホテルが多いとの事であるが、我々の高いというのは通常の日本人の感覚ではない、一部屋だいたい1千B以上のホテルが高いのだ。(叔父さんはケチである。)車の慣らし運転を兼ね行ってみることに決定。
 今日1日は、釣り堀でも行ってのんびり体を休める事とし明日ホア・ヒンに行く事にする。
朝10頃起床、昨夜の帰りはAM2時頃であった。タイに来ると時間の感覚がなくなる。食べたい時に食べ、寝たい時に寝る、この気ままな生活が大好きだ。
友人宅前の食堂で朝食兼昼食を取り、その後、友人の買い物にお付き合い。。
新車用のカー用品購入に出かける、行き先は日本でお馴染みのオートバックスだ。
オートバックスの建物は日本と同じ作り、置いてある品物も同じ、日本語で書かれている日本製品が大半を占めている、タイの物価から考えるとかなりの高級品と思える。車用の日除けと防臭剤を購入、ウインドー用の洗浄剤を見ていたところ、女の子が品物の説明をしだした、我々は、ここがバンコクであることをすっかり忘れ、女の子に使用方法などを日本語でごく自然に聞いていた。しばらくたってから女の子がタイ人でここがバンコクであることを思い出す。あまりにも流暢な日本語と日本と同じオートバックスにすっかりタイに来ていることを忘れていた。何度もタイに来ていると外国に来ている感覚がなくなる。まるで里帰りした感覚である。
女の子はタイホー工業の社員で、日本で研修を受けたとの事。多少高価ではあったが、女の子に免じて買うこととする。・・・750B也。
その後、車で30分位のバンコク郊外にある釣り堀に出かける。ここでは30p〜40p程のナマズが釣れる。10sを超える大物も潜んでいるらしいが、我々のオモチャの釣り竿と竹をただ切っただけの貸し竿では大物狙いは土台無理、ビールを飲みながら釣り糸を垂れるのも、なかなか乙な物である。8時近くまで釣りを楽しみ帰りがてらに郊外の新しいレストラン街に立ち寄ることに。車が多く止まっている店をターゲットに同じ道を2・3回往復しレストランを物色。入ったレストランはブルー・プールという名前、名前通り店の中がプールのようになっていて、なかなか洒落た店である。豚のモモ肉の丸焼きが名物、なかなかの美味であった。バンコク郊外には意外と洒落た店が多い。日本のファミリーレストランとは大違いであるバンコクはどんどんおしゃれに発展している。
 翌日はノンビリと10時頃ホア・ヒンに向けて出発。タイに来るとノンビリと言うか時間をズルズルと過ごしてしまう。バンコクを出て南に1時間半程度走ったところに田園地帯の様な美しい景色が広がる。水車が立ち並ぶそこは塩田である。なかなかすばらしい景観である。2q以上続く塩田地帯を抜けると道ばたに塩を売る露天が並ぶ。途中昼食を取り運転交代、2.0Lのシビックは軽快だ、車は良いが道の状態が不安である、路面状態を注意し一般道路を120qで飛ばす。1時30分頃ホア・ヒンに到着、適当に路地を入りホテルを探す。1軒目に訪ねたホテルはバンガローとなっているフロントに頼み部屋の内部を見せてもらうが、高床式のバンガローで外見は格好が良いが内装が古く蚊に悩まされそうなので別のホテルを訪ねてみる。次に訪ねたホテルは広いロービーと手入れの行き届いた広い中庭、かなり高級そうである。値段は4千Bとブッ飛びの高額。部屋を見せてもらうと窓から見る景色が良いし部屋の調度品も重厚でかなり良い。外は炎天下で暑くホテルを探し回るのもこれ以上イヤなため高額だが、たまには高級ホテルに泊まるのも良いかと、このホテルに決定。ホテル名はソフィテル・セントラル・ホテル、ホア・ヒンで一番の老舗高級ホテルであるらしい。(尚、ホテルの予約はホテルに直接行くよりも観光案内所で予約した方が安いが、直接行くと、どこのホテルでも部屋を見せてくれる利点がある。絶対に泊まることがないスイートルームを見せてもらい気分だけでもセレブになるのも良いものだ。時間があればホテル観光をお楽しみあれ。)チェックイン後、ホテルのミニバーは高いため市内見物兼ビールつまみ等の買い物に出かける。スーパーマーケットを探すがそれらしい建物はない、仕方なくコンビニでビールその他雑貨を購入。ホア・ヒンには大きなショッピングセンターはないようだ?。ショッピングセンターがなければ日本人の移住生活には向かないと思う。現地の市場だけでは何かと不便だと思うのは、都会に洗練された?僕だけであろうか。                       
 日が傾き掛けて来た頃、海岸線をのんびりと散歩する。延々と続く砂浜は至って静かだ。のんびりと海岸を散歩する年老いた観光客が多い。岩場に地元の人が群がりなにやら貝を採っているらしい。ジェットスキーもあるがかなり年季が入っているポンコツが多い。海岸上空にはパラシュートの小さいのが一杯、ここではカイトウェークボードが流行っているようだ。ビールを片手に海岸線を散歩するのは気持ちが良いものだ。のんびり散歩していると突然後ろからけたたましい物音が、二頭の馬がこちらに向かって勢いよく走ってくる、観光乗馬用の馬である。今日の仕事を終えた飼い主同士が競争しているようだ。馬は日本で見るそれより一回り小さいが走る姿は格好が良い。気持ちよさそうだ。明日乗馬に挑戦する事に・・・。
 1時間程度散歩の後、ホテルに戻りシャワーを浴びまたまたビールを飲む。



  8時頃、ホテルのフロントのお姉ちゃんに聞いたビーチの一番南側に位置するレストランに向かう。レストランから望む海岸沿いの岩山には、岩肌を刳り抜いた大きな仏像(有名なのかは知らない)がある。仏像にワイ(合掌)しテーブルに着く。潮風に当たりながらワインを飲みシーフードの食事に舌鼓・・・・極楽最高の気分だ。(しかしタイはワインが高い、安くても1千Bはする。)
時間を掛けのんびり食事をしていると、いつの間にかお客は我々だけに、ウェイトレスも疲れた顔をしているバンド演奏もいつの間にか終わっていた。長時間付き合わせたウェイトレスに200Bのチップを揚げほろ酔い気分で引き上げる。(酒気予備運転)なかなか美味しく雰囲気の良いレストランだ。ウェイトレスが今度来たら隣接するホテルに泊まれとホテルのパンフレットを持ってきた。ホテルもなかなか良さそうだ次回来たらこのホテルに絶対泊まる事をウェイトレスに約束する。(今度とは何時になるか定かではない)
翌朝8時に起床、ビーチの様子を見に散歩がてら出かける・・・・外は炎天下、起きたばかりでは余りにも酷。・・・・10分でリタイヤ。
 ホテルに戻り朝食を取り、せっかくビーチに来たのだから海に浸かることにする。海の透明度は良いとは言えないがパタヤに比べれば良い方だ。しばらく海にプカプカ浮いていたが、友人はビーチチェアーに座ったままで泳ごうとしない、何故泳がないかを聞いたところ、馬があっちこっちで糞をしているような海に入る方がおかしいと言うではないか、考えればその通り・・・そんなことは全然考えていなかった。
泳ぐ前に言ってほしかった。

  馬に触ったこともないが乗馬にチャレンジ、30分200Bと結構安い。おっかなびっくり馬に乗る、しかし馬は動こうとしない、腹を蹴るが少し歩いては止まってしまう。飼い主が馬のケツをムチで叩くと突然走り出す、落ちないように真剣につかまるが、10mも走ると止まってしまう。完全に馬が馬鹿にしている。座る位置を修正しテレビで見た乗馬風景をイメージし再度、勇気を持ってチャレンジ、馬は幾分言うことを聞き歩き出が真っ直ぐ歩かない。慣れてきた頃、腹を蹴って見ると走り出す。その体感スピードは恐ろしいほど速い、他から見ると歩いてるに等しいと思うが、乗っている本人は真剣そのもの。コツをつかんだところ終了時間、しかし30分延長。海岸線を馬で走り回る、夢で見た理想のリゾートでの過ごし方だ。(走り回るとまではいかないか?) 1時間馬に乗り、降りてみると内股はアザだらけケツは痛い、理想とは大違い。1時間で結構乗れるようになるものだ、腕が良いのか?馬が利口なのか?は定かではない。
 ホア・ヒンはノンビリ過ごすのには良いところではあるが、海水浴(馬の糞)には向かないようだ。
                                          旅終わり
 





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